oN My wAy

いつも道の途中です…

最近観ためちゃくちゃ面白かった映画

お題「最近見た映画」

最近久々に観て、

久々に2〜3回繰り返して観た映画。

そう。。

Jokerです。

ジョーカー(字幕版)

ジョーカー(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

www.youtube.com

ただどうもAmazonレビューの内容を見る限りでは、、、

正に賛否両論だね汗  

f:id:terashimaru117:20200202011033j:plain

↓↓↓以下、一応Amazonにレビューした内容・・・。

めちゃくちゃ面白かった。

めちゃくちゃ面白かったし、めちゃくちゃカッコ良かった…けど、やはり
『想像以上に暗い』ね笑

めちゃくちゃ暗いよ笑
でもかなり面白かった。

とにかく『スゲエなこの映画…』ってちょっとポカーンってなったわ笑

※以下ネタばれになります。
超ご注意下さい。

↓↓↓

まさか映画の時間軸設定、時代背景が、ブルース・ウェインの父親、
『トーマス・ウェイン』にスポットが当たっているとは思わなかった。
ここで先ずやられた。

完璧な『成功者』だもんな。
漫画の主人公、正義(?)のヒーローの化身であり、破天荒な息子の
ブルース・ウェインとは違って、

トーマス・ウェインの人物像はもっとアダルトな富裕層だよな。しかも最上級の。
その立派な体格や風貌からして、
どことなく『シンドラーのリスト』の
オスカー・シンドラーを彷彿とさせやしないか。
恰幅が良くてタキシードも似合ってるし、威厳もあって、迫力もある。
自分はどことなくそれを感じてしまった。

この時点で分かる人も居るかも知れないんだけど、
今回のバットマンいや、
『ジョーカー(シリーズ?)』は、
スポットが今までのキャラクター以上に、
『ゴッサムシティ』っつう街自体に焦点が当たっている気がしたよ。

恐らくジョーカーが『市民(弱者)』が持っている、しかも大抵の人間の誰しもが持ち合わせている
『破壊衝動』だとか『欲求不満』だとか、デモとかストライキ、その果ての『暴動』だとか、要は常に搾取される側の人間達の話しであって、
この辺のいつも大人しくしてる人達の弾けっぷりは、あの『渋谷のハロウィン』の暴動に凄く良く似ている気がした。

「いや、あれはあくまで"祭り"の延長線上(悪ノリ)であって、"デモやスト『暴動』"とは違うよ」って言う人は居ると思うんだけど、

自分は『デモやスト、暴動』こそ
"祭りの延長線上"なんじゃないか?
って思う時がある。
言ってみれば『クーデター』なんかもある種そうじゃないだろうか??

"個人"て概念が無くなって、完全な
陽動的な集団になって、一個の波みたいになって対象にぶつかっていく訳だけどね。

渋谷のハロウィンで人様の車を学生運動の機動隊車よろしく横になぎ倒して、その車の上で素っ裸になって踊りまくる奴らが『その時だけ』の衝動でやっていると思えるか??

あれはその逆で、アイツらの中に実は
『常に存在している欲望』"承認欲求の成れの果て"が『あれ』なんじゃ無いかと思ってる。

あの欲求が『曲がりくねった欲求』と捉えるか、"あれこそが真の人間的な(動物的な)欲求"『衝動』なんじゃないかとも捉えられる。

それこそ本当にこの映画でジョーカーが言っていた
『街の中で奇声を上げたり暴れたりしている』(それこそ裸になったりしてね)
『あんなのを市民と言えるか⁈ あんなのは市民じゃ無いよ!』ってセリフがそのまんま当てはまるんだよな。

富裕層はそう言った光景に出くわさない。
そいつらと同じ空間に晒されるのはいつだって貧困層『市民』だろ。

富裕層や成功者は常にソイツらよりもっと遥かに『守られてる』んだよ。

あの渋谷のハロウィンのあの時の車の中に居てみろ。
めちゃくちゃ恐い上に事実彼らは中に誰がいようとあの時の行為をしてくるだろうし、なぎ倒された自分達の上でダンスを踊ると思うよ。

1度狂気と化した人間(しかも集団)てのは正にそー云うもんだと思ってる。

『興奮』てそう云うもんだよ。
人間の脳内に起こる”アドレナリン”て元来そう云った役目のもんだろ。
自分の痛みや恐怖に鈍感になるんだから、”他人の恐怖や『痛み』”なんて尚更痛覚が無くなるだろう。

トーマス・ウェインみたいな本当の"人生"でも、『社会的』でもな成功者なんて、当たり前だけど多くないんだよ。

世の中雑草やその辺の日陰に咲いてる汚い花や路肩に植ってるようなヒョロヒョロした草木の方が多い訳で、
トーマス・ウェインのような『完全な樹齢100年くらいの大木』なんてのが幾らでも存在している訳では無い。

またそう言った大木が突然ぶっ倒れる時も、『突然の落雷』とか、大地震とかじゃなくて、案外
『小さい赤い虫が中で大量に巣食ってた』ってパターンが1番多いみたいだね。

『小さなストレスや"不満"』てのは、
実はそれだけ強大な力を持っているんだよ。

大木も人間も、案外『”一時的な”大きなストレス』には割と平気で耐え切れちゃうんだけど、
『持続的な小さなストレス』を絶えず喰らってると、いつしか本当に耐えられなくなるんだよ、

しかもそれが『半永久的に』ってんなら尚更で、終わりが無い苦痛に弱く無い人間は居ないだろ。

今回のジョーカーの映画に話しを移すと、今回のジョーカーのイメージは
『バットマンの宿敵』ってイメージも確かにあったんだけど、今回のジョーカーのモチーフは、それこそ、

あれこそが"ゴッサムの市民"て感じだね。
あのジョーカーの内の顔こそが、
あの街の市民達特有の『妬み』『貧困』『恐れ』『逃避』、
"理解されない、してくれない"って感情の代弁者、具現化なんだと思う。

『精神障害』てのもその一種だろう。

明らかに『強者』ではなく、
『弱者』だもんな。

一般的に真の『強者』ってのは、
案外地下鉄にいたウォール街の人間、
ウルフオブに出て来た証券マン達、
エリートサラリーマン、弁護士、医者…みたいな奴らだろ。

言ってみりゃ『捕食者』だな。

人の痛みが分からない、傷ついたことの無い人間ほど強い奴は居ないよ。

金持ちや成功者になる秘訣は?
ってのに、『相手(他人)の立場を"一切考えないこと"だな』ってのを聴いた事があるし、まあ事実その通りだろ。

ライオンが獲物を捕食する時、草食動物の立場には立たない。

ただ、逆に言えば傷付けられた経験しか無い人間ほど卑屈な人間も居ないけどね。

だから、強いて言うと、今回のジョーカーを見て、まさかこれが成長した屈強なブルース・ウェイン、『バットマン』にまさか敵うとは思えなかった。

あのままでは弱過ぎる形からすると、
もしかすると今後バットマンの宿敵になるのは本当は既に中身の違う、
別のジョーカーなのかも知れない。

アーカム精神病院で彼を見た他の過激思想犯が強く感化された可能性も非常に高い。

ただ今回のこの映画を観て1番強く言えるのは、バットマンの『真の敵』は、ラーズアルグールや、
ベインとかでは無く、
『歪んだ市民』なんじゃ無いかな??
と思う。

事実ダークナイトのジョーカーはただ執拗にその内面の凶暴性や欺瞞をウェインお坊ちゃんに見せ付けたかっただけなんだけど。

だからこそダークナイトのジョーカーは『バットマン(ブルース・ウェイン)』が心から大事にしているモノ(支え)ばかりを執拗に狙っていく
(確実に奪っていく)んだけどさ。

幼なじみで恋人のレイチェル。
市民の最期の希望であったハービーデント。

要は『折角ヒーローが苦心して守り抜いて来た存在が、追い詰められると、ヒーロー自身、彼ら自身に牙を向いて、憎悪の矛先を自分に枷てくる』
って絶望的な瞬間や状況をジョーカーはバットマンにとにかくまざまざと見せ付けたかったんだろ。

コレが正に『悪魔』なんだけどな。
悪魔ってのは"自分の手は血に染めない"んさ。

悪魔はそれを人に、特に『善良な人』
にやらせるのが仕事なんさ。

無邪気な子どもの例で言うと、
『大切な人形』、『お気に入りの人形』ほど、虐めたくなったり、壊したくなったりするもんなのさ。

快感なんだろうね。
これが人間の本能だな。

まあ、デビルマン的な発想だけど。

言うなればジョーカーは『ウェイン産業の会社の社長』である"ブルース・ウェイン"には
全く興味が無いだろう。
バットマンの正体を知っていても、
肝心なのは"そこじゃない"。

ブルースが持ってる『愛』とか『名誉』だとか『地位』だとか『富』だとかにも興味がある訳でもない。
元来無縁だし、そもそもそこが目的じゃないんだろ??

"自分と同じ"、"自分を完全にした"
『自分と同じ頭のオカシイ』
"ダークナイト(バットマン)"に興味があるんであって、
事実2人を対比すると、バットマンの方がより異常さはあるのかもな。

最後のシーンを観ると、この映画のどこからどこまでが本当で、
どこからが妄想だったのか…は一切分からないんだけどね。

まあ唯一正しいのは、
『どんなに辛い事があっても人生は喜劇さ。殺人も強姦も』
『児童虐待も全て、つまり自分のクソみたいな人生全てが』
てな内容を主張するようなセリフはある種そうかもなぁ…とも思えてしまいやした。

シェイクスピアいわく『人生は舞台の一分でしか無い』っつうこっちゃ。

喜劇の側面に、古典的で王道な"逃走劇"ってのがあんだけど、『トムとジェリー』『チャップリン』も完全そうなんだけど、必ず『追う側と追われる側』が居て、必ずどちらかは結局
『不幸になる』んだよ。

笑いの表裏一体に悲しみがあるのは有名な話しで、これを解いたのも他でも無いチャップリンなんだけどな。

ポジティブとネガティブは実は表裏一体で、必ずセットなんだよ。

 

ラストのラストの遠巻きに見える逃走劇こそ、その際たるモノなんじゃ無いか??

正しく喜劇なんだよ。人生なんて。貧富の差なんて。

精神病院なんて。

ちなみにこの映画は
『ヒースのダークナイト』では無く、
それこそスコセッシの
"タクシードライバー"
"キング・オブ・コメディ"にスポットとフォーカスが当たるかと思うし、
事実キングオブコメディのラストの
『精神世界の話しなのか現実世界の話しなのか分からない』って終着点は良く似てるし、
レコードミュージックみたいな快活な音楽や映画の内容とは妙に合わない対比的な音楽をNYの街並みと照らし合わせて視覚的にも流すさまは、
完全に『タクシードライバー』じゃないか??

『You talkin' to me?』てなヤツね。

この映画で1番個人的に、
『ハッ』と思わされたのが、他でもない
ロバートデニーロのTV番組に出演する際に、カーテンレールから踊りながら出て来る際の映像が、
古いブラウン管の少し色褪せたボヤけたイメージの映像で流れて、

彼があの派手な衣装で踊りながら出て来るシーンは、
「あ、この人もう完全なジョーカーになったな」って思わされるには、
マジで充分な、かなり説得力あるビリビリくるなんか恐いシーンだった。

”明るい”って云うよりは『壊れた』『戻んなく(治らなく)なった』
って感じなんだよな。

ジョーカーの笑い声って”楽しそう”ってより、
ビブラートや波が結構不安定で聞いてて怖いしキツいんだよね汗

めちゃくちゃ好きな映画で、
正直ラストあたりちょっとカッコ良すぎて涙出ました汗

ラストの追い込みの辺り、正に
『カタストロフ』だとか、崩壊前夜の叙事詩に近い張り詰めていた緊張の壊れ方は、
"沸騰していた鍋が溢れた"っつうよりは、『そのまま油に引火して家ごと全部燃えた(若しくは近隣地区含めて)』てな感じのお祭り騒ぎだよな…笑

最高に素晴らしい緊張感の高まり方(いつ壊れてもオカシく無い。寧ろ既に壊れてる)だったし、その"プツ"って切れる感じが本当に最高だった。

ラスト何度見返してもドキドキする。
あの街こそが人々の『不満』の現れだよな。。

マジで素晴らしい映画だった。

特にラスト辺りは夜中に観てて、ドキドキしてしまって仕方なかった。
あの群衆の描き方は凄いと思うよ。

ジョーカーってキャラは同時に凄いな。『道化師』って市民のことなんか??ピエロって『弱者』のことか??

ちなみに人間の表情で『笑顔』と『怒った顔』が実はほぼ一緒なんだって。

両方口角が上がって、眉が上がって、
怒った顔は目がカッと開いて、瞳孔が開くんだけど、"作り笑い"した時が特にこの顔になるんだってさ。
普通に恐いね。

しかしまさかグラディエーターの皇帝みたいな人とこの映画でまた巡り合えるとは…素敵やなぁ、、

あぁ…、、
また邦画を観る機会も気力も減っていく、、、

 

結論

自分が思うに、主人公は『善良な市民』なんかでは無いんだよ。

善良な市民教養ある人間てのは、

正しく『トーマス・ウェイン』みたいな人間とそのご子息のことを言うんだろう。

 

ああ云う体格も良くて、体もガッチリしていて、精神的にもタフで、頭もよく、

御体満足で生まれながらにして幸運の星の元に産まれており、

家柄もしっかりしている人間こそが、

選ばれた人間。

 

『善良な人』って奴なんじゃなかろうか。

 

今回の映画のジョーカーみたいな人間は、

『病める市民(人間)『精神障害者』なんだよな。

いわば『犠牲者』だな。

 

仕方ないんだよ。

『犠牲』ってのは”弱い”ものが背負う宿命みたいなもんなんだわな。

 

語弊はあるかもしれないが、本当にこう云う奴はマジで居るんだよ。

 

特に主人公の『母親』みたいな奴は実に多い。

 

女は”精神的に強い”って言うだろ??

あんなん絶対嘘だね。

今まで出会ってきた女性のそのほとんどが、

肉体的にも精神的にも男より脆く病みやすいよ。

 

メンヘラ率ってのは圧倒的に女性に多い疾患だと思ってる。

 

それにしてもこの映画いうところの、

「クソったれの悲劇と、コメディー(喜劇)は表裏一体なのさ」

って主張は本当にそうだよな。

 

トーマス・ウェインとその妻、またその息子『ブルース・ウェイン』の身に起こった

”悲劇”が、『悪い冗談』と言えなくて何と言う??

 

「この街は今病んでいる。救いの手が必要なんだ」

って言って、慈善活動に身を乗り出そうとしていたその矢先に、

その市民(ピエロ)に路地裏で容赦無く見るも無残に、

夫婦揃って息子の目の前で撃ち殺され、その生涯を遂げる。って…

 

これこそがアメリカ人特有、欧米人伝統

『ブラックジョーク』ってヤツじゃないのか??

 

このカタストロフは良かったなぁ〜・・・。。

じーんと来たよ。

 

ところで自分はこの映画を、チラホラと他の方のレビューでもあるように、

『金持ち批判』としては全く捉えていない。

 

自分は申し訳ないんだけれど、

隣人の精神異常者に目をつけられた罪もない人間たちの末路。

 

って感じが凄くして、凄く怖い上にもう一つ、

凄く現実的でもあると思った。

 

もしくは『弱い人間が強い人間と多数に敵わない』

ってテーマね。

 

いやあ面白かった。

ホアキン・フェニックスは凄いよな。

 

ヒースのジョーカーの意志を上手く継いだし、

ある意味では超えたと思う。

 

勿論ヒースのジョーカーとこの映画のジョーカーは全くの別物と思っても良いと思うんだけど、間違いなく『ジョーカー』の”新たな扉”は

ダークナイトが発端だと思ってるんだよな。

 

グラディエーター (字幕版)

グラディエーター (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

一時期はかの映画でラッセル・クロウが勝敗を逸していたけれども、

今回のこの映画で上下関係が完全に逆転したかもなあ。。

とか思っている今日この頃です。

www.youtube.com

 

www.youtube.com